2019年01月15日

【出来るシリーズ】29.「恥をさらしたくない」


私たちは、自分のことを守ろうとするあまり
かえって自分を追い詰める結果になることがあります。

そんな体験は自分だけではないはずです。
「その感じ、分かる」と共感される方も少なくないのではないでしょうか。


今回はそんなお話です。

RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを小説風にご紹介しています。
創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈15日・30日更新予定〉

【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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アイ子の職場は、毎日の朝礼で、その週の仕事の内容や目標を
課内でシェアするシステムをとっている。

それはアイ子の苦手な時間でもあった。
それは、失敗などもシェアして、次に活かそうという社風があるからだ。

-- 間違えるなんて恥さらしだ。
  私のことが言われたらどうしよう…

そもそも、アイ子には
自分の仕事に自信がなかった。

-- たいした能力もないし、
  きっと誰でもできること…

それでも、周囲に認められたいと思うのは当然だ。
アイ子なりに精一杯仕事は頑張っていたつもりだ。

しかしある日、
アイ子の作成した書類に不備があり、
それを顧客との打ち合わせに持っていこうとした上司が
途中で気づいて事なきを得た。

上司と一緒に顧客先に行こうとしていた先輩も、
出発が遅れて、
修正を待つ間、焦りで不機嫌な様子だ。


アイ子は情けないやら恥ずかしいやら
その場から逃げ出したい心境だった。


翌朝の朝礼で、先輩が、皆の前で
「小さなミスが、皆の足を引っ張り、やがて社の信頼を失うことに繋がるので、
 お互いに気を付けていきたい」
と発言した。

先輩の言葉は淡々としていたいが、
アイ子にとっては皆の前で「さらし者」にされた気がしていた。

恥ずかしさでいたたまれず、
赤面し胸がギュッと締め付けられるようだった。

-- 私の失敗がみんなにバレた…
  無能だと思われてる…
  

それ以来、アイ子は仕事が怖くなってしまった。
作成した書類も、上司に渡すまでこれまでより倍以上時間がかかる。
見直しても見直しても、どこか間違っている気がする。

-- もうこれ以上、皆の前で恥をさらしたくない。
  怖い。

上司も誰も、そんなアイ子の思いは知らない。

仕事は次から次へと回ってくる。
「相上さん、時間かかりすぎ」
先輩にたしなめられる。
時間は待ってはくれない。

焦りと緊張で混乱し、体が硬直する。
-- もう、ダメ!!


アイ子は立ち上がると、
「少し頭を冷やしてきます!」
と席を立った。


-- そうだ、RFTしよう!!


人気の少ない休憩室に向かい、窓際に座る。
こんなとき、何にどうRFTすれば良いのだろう?

そこで、アイ子は最近学んだ"Touch my Voice"(心の声に触れる)という
エネルギーワークを使うことにした。

-- "この混乱を鎮めるのに、今の私に一番相応しいエネルギー"

そんなザックリとした言葉だが、
手のひらにエネルギーを感じると、
アイ子は、目立たないようにタッピングしてRFTを始めた。

「無力で悲しい」
そんな声が自分の中に見出される。

-- 私、悲しかったんだ…
  怖いんじゃなくて、悲しかったんだ…
  そうだよね、無力な自分を感じたら、悲しいって感じるのは当然だよね…

そんな自分に気付いて、胸が熱くなる。

たったそれだけのことで、
アイ子の体は、スーッと何かが抜けたように軽くなった。

ゆっくり深呼吸すると、
アイ子は再び、仕事の席に戻った。

さっきまでの硬直や焦りは和らいでいた。

-- できる。大丈夫。
  失敗は誰にだってある。
  前を向いていこう!


アイ子は作成した書類を上司に渡すと、笑顔で言い放った。

「私の座右の銘は、『恥をさらして成長する』にします。
 不屈の精神で頑張ります!」

それを聞いた上司は、
「相上さん、昭和のおじさんみたいだね。
 親近感を感じるなぁ」
と笑った。

それを聞いた、課のみんなも笑った。


アイ子も笑いながら腕まくりすると、
次の仕事へと、意識を集中し始めたのだった。


続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、1/30に更新予定です。



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posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 17:09| 【出来るシリーズ】

2018年12月30日

【出来るシリーズ】28.「勇気が出ない」


「勇気が出ない」

自分には夢があって、挑戦したいことがあるのに
一歩前に踏み出せない。

そんなとき、目の前に広がる景色は晴れやかな青空でしょうか?
それとも、どんよりとした曇り空?

もしかしたら遠くに青空が見えているのに、
目の前は霧に包まれて見えることがあるかも知れませんね。

今回は、そんなお話です。

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アイ子には夢があった。
それは、海外旅行。
旅先はヨーロッパ。

子供の頃から、欧州旅行は憧れだったが、
大学時代は、就職とバイトに時間を費やし、
旅行どころではなかった。

どうにか就職したと思ったのもつかの間、
今度は上司と合わず転職活動で忙しかった。

旅行…しかも、海外旅行なんて考える余裕すらなかった。

でも、心の奥ではずっとずっとくすぶっていた憧れの都。
イギリス・フランス・ドイツ・イタリア…
テレビの旅行番組や旅雑誌を目にするたび心を躍らせてきた。


やっと新しい職場に慣れてきた今、
有給休暇も取れそうだし、ボーナスが入って少しばかり貯金も出来た。

-- これ以上、先延ばししたくはない!


でも、初めての海外旅行。
-- 1人で旅をするなんて大丈夫だろうか?
  誰か一緒に行ってくれる人はいないかな。


恋人のコースケも、親友のヒカルも
仕事に忙しい毎日だし、
別の仲の良い友人たちも同様に忙しそうだ。

-- あー、勇気が出ない…
  言葉も通じないし何かあったらどうしよう。
  怖いよぅ…
 
ベッドの上に仰向けに寝転がって、
アイ子は一緒に行ってくれそうな人を思い浮かべてみた。

そのとき、ハッと閃きが走った。
-- そうだ、RFT(アール・エフ・ティ)しよう!!

  この前、学んだばかりの“天咲波(てんしょうは)ワーク”
  あれは自分の中に眠っている意欲(能力・パッション)を花開かせて
  人生を楽しめるようになるワークだった!!


アイ子は起き上がると、テキストを引っ張り出して手順をおさらいしながら、
早速「一人旅を楽しむ意欲」をテーマにワークすることにした。

意欲のエネルギーの名前を探る。 
-- んー。出来るかな??

講師の佐藤純子は誰でも出来ると言っていたし、
実際、セミナーの時はみんな出来ていた。

アイ子の中に、ふっと名前が浮かぶ。
-- 青空の帆船!

この名前を感じただけで目頭が熱くなった。
とても愛しい、アイ子の感覚にピッタリの名前だ。


そして、それをRFTをするためのワードを探る。
-- 力を取り戻せ!

じーん。
そんな感覚を受け止めながら、さっそくRFTを始めた。

悲しみや虚しさ、
怒りや劣等感…
その中に隠されていた、深い愛やいたわり。
守られているという安心感。

そんな感情を感動で受け容れながら、
自分への愛しさを積み上げていく。

-- ああ、私の中は、
  かけがえのない宝物のような喜びで溢れている…

そして、RFTが終わると、
いよいよ、“天咲波ワークの醍醐味”がやってきた。

内なる輝きを見出す瞬間だ。


アイ子は、
自分の内側から、まるでたくさんの白いハトが飛び出すような
光が弾けるイメージが思い浮かんだ。

ハトたちは
「自由に羽ばたこう!その力があるよ!」
と語り掛けてくれるようだ。

アイ子は、なぜだか意味もなく涙をこぼした。

そして、さらに自分の内に
真珠のような柔らかな光を感じた。

-- なぜだろう、純粋な強さを感じる…
  ずっと前からこの強さはここにあったのに
  長いこと忘れていた気がする

アイ子は、ワークを終えて立ち上がった。
胸に温かい力を感じた。

---

そして、数日後、旅行代理店を回って資料を集めたアイ子は、
とうとう自分の希望通りの旅行プランを組み立てた。

これまで旅行プランを考えようとすると、
不安な情報が目についていたのに
今は楽しそうな情報がたくさん飛び込んでくる。

会社にもさっさと有給休暇の申請を提出した。

-- 理由もなく力が湧いてくる!
  勇気が出なかった自分が嘘みたい

アイ子は胸を弾ませながら
出発の日に向けて、いそいそと準備を始めたのだった。


続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、1/15に更新予定です。



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posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 16:40| 【出来るシリーズ】

2018年12月15日

【出来るシリーズ】27.「疲れやすい体質」

「体質」とあきらめていたことが、改善されるケースはよく見られます。

一言で片づけられていた誰かの事実は、
あなたにとって本当のことなのでしょうか?


もしかしたら、そんなあなたに、
RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)がお役に立てるかも知れません。


今回は、そんなお話です。


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アイ子は、物心ついたころから、自分の体力のなさを感じていた。
子供同士で遊んでいても、自分だけすぐに疲れてしまう。

走ることも飛ぶことも、
運動自体が得意ではなかった。


アイ子の母親もそうだ。
インドア派で、
買い物や旅行などで遠出すると、
翌日は寝込んでいることも少なくない。
そのためか、どちらかと言えば、引きこもりがちに近い。


だから、アイ子は自分のことも "母の遺伝" ととらえてきた。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)をするようになって、
自分の呼吸が浅いことにも気づくようになった。


初めてRFTセミナーに参加したとき、
セラピーの合間の深呼吸のタイミングでは、
「ふーっ」と長い呼吸をする人もいたが、

アイ子の呼吸は短くて、
深く息を続けることが出来なかった。



さて、アイ子が、ヒカルと一緒に
RFTの発展版のエネルギーワークを受けたとき、

『流輪波(りゅうりんは)』クラスで、
講師の佐藤純子から、

「疲れが溜まる、
ストレスが溜まる、
怒りが溜まる、
などと言いますが、いったいどこに溜まってるんでしょう?」

という問いが向けられた。


誰も答えない。


佐藤は続ける。
「溜まる場所は、体ですよね。
体に蓄積されているから、
疲れやストレスが溜まると体が重〜く感じますよね。
そして怒りが溜まると体の中で膨らんでるみたいになって爆発させたくなりませんか?」


-- あー…、なるなる…

他の参加者もうなずいている。


「そうやって体の中に溜まった様々な感情や溜まっているストレスなどに、
 アプローチできるのが、この手法なんです」


-- 疲れやすいのにも効果あるかな?
  でも、生まれつきの体質だと無理だよね。

アイ子はそんな風に思いながら聞いていた。


佐藤から、手順の説明を聞いたあと、
ワークタイムが始まった。


このエネルギーワークの便利なところは、
テーマをいちいち考えなくても、
自分に最適なワークが分かることだ。


アイ子も手順に従って、RFTを進めた。

胸の中央の奥に、吹き出し口らしきものを感じる。
本来(理想)のサイズは大きいのに、
今はまるで潰れているような気がする。

-- これでいいのかなあ?

そんな不安も感じつつ、そのまま手順通りに、RFTのセラピーを始めた。



そして、手順の最後まで進めたとき、
体が軽くなったのを感じた。

思わず深呼吸する。

ふーっ

-- あれ??
  呼吸が深いところまで入ってくる!
  吐く息が長く出てく!

アイ子は驚いた。


たった一つのワークが、
アイ子に希望をもたらした。


-- 身体が軽い!
   息切れするような、あの重さがない!
  このままいけば、もっと動けるようになるんじゃない?!


体が軽くなって、アイ子の心が躍り始める。

-- 可能性を見出せることは、なんて嬉しいことなんだろう!!



「宜しければ、シェアして頂けませんか?」
講師の佐藤の呼びかけに、
アイ子は勢いよく手を挙げた。


自分でも分かる。
瞳が明るく輝いている。


アイ子は、他の参加者に笑顔を向けながら、
この弾むような心境を、軽快に話し始めた。





続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、12/30に更新予定です。



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posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 15:20| 【出来るシリーズ】

2018年11月30日

【出来るシリーズ】26.「喉につかえた言葉」

思ったことをそのまま言葉にして伝える機会なんて
それほど多くないのかも知れません。

黙っていた方が良い状況は日常的にあるでしょう。

言いたいたいことを言いましょう、というわけではなく
我慢して飲み込んだ言葉の破片が、
どうなってしまうのか、知ってもらいたいのです。


今回は、そんなお話です。

創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


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セミナー2日目の午後、ヒカルはランチからセミナー会場に戻ってきた。
ランチタイムにはアイ子と感想などで体験談に話を咲かせた。


続いて午後は、生命エネルギーを輝かせる流輪波(りゅうりんは)ワークの時間だ。

この “ 流輪波 ” という不思議な名前は、私たちの体に何百もあると言われる、
“ チャクラ(体の渦)の流れ ” に由来しているという。


講師の佐藤純子によれば、
私たちの体の内はいくつもの層で分かれていて、
その層の一つ一つに吹き出し口(チャクラ)がついていて
本来は、ここからネガティブな感情(エネルギー)などを流し出すはずが、
詰まっているため、体内で膨張して反応となって現われ、
生ききづらいのだそうだ。


-- 疲労感も身体に溜まったままか…
  体が重いのはそういうことだから、なのかな。



ヒカルは、他の参加者たちと同様に
手順通りに、ワークを進めた。


自分でテーマを見つけなくても、
詳細を語らなくても、
自分に最も相応しい部位が見つかる。

ヒカルは喉にそれを感じた。


そして言われたとおり、エネルギーの法則とやらに従って、
RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)を行うと…

まるで体からエネルギーが流れ出して、
心地よい風が体を吹き抜けるような感覚を得た。


-- あ、喉が軽くなった!
  

職場で新しいプロジェクトが始まって、
リーダーを任されてから、
気付けば喉に、違和感があった。


上司と話すときも、
グループのみんなと話すときも、
ヒカルは、色んな言葉を飲み込んできた。


言えないストレスは、喉に表れるという。


自分の考えを押し通すばかりでもいけないし、
みんなの考えだけを優先させるわけにもいかない。
でも、調和をとって進めていきたい。

「本当は自信がありません」
「成功できなかったらごめんなさい」
「心の負担を誰か背負って」
「私の思う通りにさせて」
「本当は怖くて逃げ出したい」

怒り、絶望、悲しみ、悔しさ…


そんな思いを持ちたいわけじゃない。
そんな感情を抱きたいわけじゃない。


でも、心は自由に、様々な思いや感情を
いつだって奏で続けている。



ヒカルは、会場の窓を見た。
外から光が射しこんでいる。


-- 無意識だったけど、
  頑張って来たね、私。
  自分にとって大きなプレッシャーだったのに。


ふと、内なる勇気が溢れていることに気付いた。


-- 言った方が良いこともある
  言わない方が良いこともある

  私にとって、居心地の良い私であればいいだけだ。



ヒカルは、明日、職場へ行くことに
理由のない、わくわくするような心の高揚を感じていた。



続く…


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次回は、12/15に更新予定です。



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 ◎開催時間: 10:00〜16:30(二日間とも)
 ◎参加費 : 48,000円 (再受講30,000円) 税・テキスト代込み
 ◎開催場所: 東京都港区赤坂(お申込の方に詳細をご案内いたします。)
 ◎講  師 : 渡辺 花香里
 ◎参加条件: 20歳以上であれば、どなたでもご参加になれます。
 ◎サイトでのご紹介: この感情 私にはもうどうすることもできない…(RFT基礎コースのご案内) 
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 ◎開催場所: オンライン
 ◎講  師 : 葵井美香子
 ◎参加費 : 48,000円 (再受講30,000円) 税・テキスト代込み
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posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 17:41| 【出来るシリーズ】

2018年11月15日

【出来るシリーズ】25.やりたいことが分からない

エネルギーワークとは、いかなるものかと言うのを、
一言で説明するのは難しいところなのですが、

よく言うところの、
ヒーリング、気功、アロマ、フラワーエッセンスなど、
形に表れていないのに、効果があると言われるものは、
直接エネルギーに働きかけて、変化をもたらす効果があります。
そういったものをエネルギーワークと呼びます。
(量子論の「すべてはエネルギーである」という理論に基づいています。)



目に見えないものは信じられませんか?


ではここで、簡単なエクササイズをしてみましょう。
両手を20センチぐらいの幅に広げて、
その両手の間に、光の玉をイメージしてみて下さい。
そして、両手で挟むようにしながら、その玉を押してみてください。
何かの圧を感じませんか?


テレビのコマーシャルを真似てお話しするなら、
セミナーでは、ほぼ99%の方が最初からこの感じをとらえていて、
そして、練習を始めるとほぼ100%の方が、
その感じを掴むようになられています。

誰にでも簡単です。
さあ、あなたの中でも、エネルギーワークを楽しむ時間が始まりましたね…♪


さて、今回も、エネルギーワークを取り入れた、
RFTで出来ることをご紹介したいと思います。


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ヒカルは、アイ子と共に翌日のクラスにも参加した。

そのクラスでは、
◎“生命エネルギーを輝かせる”流輪波(りゅうりんは)
◎“眠れる才能・能力を花開かせる”天咲波(てんしょうは)
という二つの手法を伝えている。


セミナーは「天咲波(てんしょうは)」から始まった。

このエネルギーワークは、
私たちが潜在意識に閉じ込めている、“本来の才能、能力”を開くという画期的な手法だ。


生まれた時から、または成長過程で、
私たちは本来の自分の才能や能力を閉じていることが多々ある。

本来の才能や能力が閉じている状態というのは、
ただ生きているだけで停滞感であり、閉塞感であるため、
傷つきやすく生きづらい、と講師であり考案者である佐藤純子は説明する。


何かを得て一時の喜びを感じても、また次の何かを探し求め、
誰かに憧れて、そんな風に生きようとしたり、
自分に力を与えてくれる何かを得ようとしたり、
枯渇した自分の空っぽな心を満たそうと手を伸ばし続ける。


いつも心は乾いていて、
いつも何かを欲していて、
渇望が「欲」という言葉になって、どこかから押しあがってくる。


天咲波(てんしょうは)は、そんな渇望の世界から、
「自分自身が満たされている」という源の力を取り戻す手法なのである。


講師の熱い説明を聞いて、ヒカルは心を躍らせた。

-- いつもいつも何かを求めてきた。
  何かをやりたいのに、何をやりたいのか分からない。
 
  ずっと空っぽでいたような気がする…。
  仕事も、恋愛も、買い物も、何かを埋めてくれるけど、
  いつもそれは一瞬の夢のように淡くて儚い。
  本当の意味では満たされたことなんて、なかったんじゃないかな…


セミナーでは、自撮りして、
天咲波ワークの前後の表情などの変化を見比べてみよう、と言われた。
それだけ、講師の佐藤には自信があるらしい。


ヒカルは、いくつかの手順を踏んだ天咲波を、とうとうセミナーで体験することになった。



◆《天咲波(てんしょうは)》 ひとくちメモ◆

天咲波は、単純に言えば、以下の図のように、
本来の自分の才能・能力(パッション)は、どこかの時点で、
ネガティブな感情(または思考)に覆われて発揮できなくなっているため、
“Touch my Voice(心の声に触れる)” というエネルギーワークと
RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)を組み合わせて、
本質を取り戻すことを目的としている。

tenshouha.jpg




ヒカルは、天咲波ワークの後半に、
思いもしなかった、懐かしい自分を取り戻したような気がした。
体から、じんじんと温かさが広がる。

-- 愛というものがあるなら、
  こういう感じではないだろうか…。


あっという間に終わった、この天咲波ワークのあと、
体がとても軽くなったことに気付いた。


目の前が輝いている。
今までと世界の色が違うようにすら思える。
深い感動が押し寄せ、
胸がいっぱいで言葉が出ない。


この世界への愛しさも溢れてきて、
しばらくボーっとしながら感動を味わっていた。



参加者のみんなもそれぞれのワークが終わって、
自撮り写真を見比べたりしている。


ヒカルも見比べてみると、明らかに変化している。
目がキリッとして表情が明るくなっていた。


-- ああ、私の中の躍動するエネルギーを感じる〜!
  今、この瞬間は、これから何がどう変わるか分からないけど、
  このわくわくする躍動感が私を導いていくのは分かる!!
  


ヒカルは、アイ子を見た。
アイ子もキラキラと目を輝かせている。


-- これから、たくさんワークして、
  どんどん自分を取り戻していきたい!!


きっとアイ子も同じことを考えているに違いない。



セミナーの午前の部が終わった。
さあ、ランチの後は、次のワークが待っている!!



続く…


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次回は、11/30に更新予定です。




〜RFT講習会のご案内〜

【東京】RFT基礎(自己の癒し)コース  ≪残席1名≫
日時: 2019年1月19日(土)〜20日(日) 10:00〜16:30(2日間とも)
場所:東京都港区赤坂(お申込の方に詳細をご案内いたします。)
講師: 渡辺 花香里
参加費: 48,000円(再受講30,000円)/税込み・テキスト代込み
参加条件
20歳以上であれば、どなたでもご参加になれます。
サイトでのご紹介: 『この感情 私にはもうどうすることもできない…(RFT基礎コースのご案内)』
お申込み方法  : 【東京】RFT基礎コース お申込みフォーム




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2018年10月30日

【出来るシリーズ】24.「表現できない生きづらさ」

何か分からない…
なぜかスッキリしない。

重いものを抱えて生きている感じで、
表現できない、もどかしさ。

抱えている問題は、いくつもあって、
どれをテーマにすれば良いか分からない…


そう、私たちの心の中は、複雑です。
心の問題なんて、
言葉で表現するのは簡単じゃない。
解決したい問題は数限りなくある。


それをどうやって、伝えれば良いのでしょう。
言葉という限界の中で。

そんな私たちの複雑な思いに対して、
解消の糸口を見出したのが、
“Touch my Voice (心の声に触れる:TMV)” というエネルギーワークです。

RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)と組み合わせて使うことで意識の変容をもたらします。
エネルギーワークはとても不思議。
まるで深い深い愛に触れるよう…。


今回も、こういったアプローチを使って、
RFTで出来ることをご紹介いたします。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈15日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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アイ子は、ヒカルと一緒に、
“Touch my Voice (心の声に触れる:TMV)”というエネルギーワークのセミナーに参加した。
RFTと組み合わせると、心に隠された原因を簡単にとらえることが出来て、
意識の変化の質が高いらしい…

そんな情報を耳にして、
漠然とした生きづらさの抜け道に光を求めたのが、参加理由の一つだった。


アイ子はRFT(アール・エフ・ティー)での自己ワークを続けてきて、
これほど良い効果をもたらしてくれるのだから、
そのRFTを創案した講師の佐藤純子が、
「ものすごく、良い!レベルが違う!!」
と興奮して勧めるものへの興味や期待もあった。


-- エネルギーワークって何だろう??
  うまく出来るだろうか??

そんな不安はもちろんあった。


それでも
「練習すれば、誰にでも簡単に出来る」
という佐藤の言葉を信じることにした。



しかし、セミナーが始まると、アイ子の不安はすっかり吹き飛んでしまった。
エネルギーに触れることは、想像以上に簡単で、
ゲームしながら進めるので、いつの間にか、エネルギーに親しんでしまう。


アイ子はヒカルと同じグループとなり、
午前中はずっとエネルギー遊びをしていた。
ヒカルも、すぐに慣れてしまって、
お互いワークのステップが変わる度に、
少し離れた場所から目を合わせては、

-- 不思議だね?
   面白いね?

目を見開いたり、笑顔になったり、アイコンタクトを交わしていた。


そして、エネルギーに触れる練習が終わって午後になると、
今度は、自分のエネルギーに触れる、
“Touch my Voice (心の声に触れる)” がいよいよ始まった。


エネルギーを読むと、体の感覚を伴うので、
自分の感情や思いも受け取りやすかった。


何よりも、アイ子が気に入ったのは、
「エネルギーにテーマ選びをお任せしてワークする方法」である。


ネガティブな感じはあるのに、
何に対してRFTを進めればよいのか、
この感覚をどう言葉に表現して良いか分からない、
そのもどかしさに、このエネルギーワークは応えてくれた。


一瞬で手の上に出したエネルギーに、RFTを行うだけで良いのである。
しかも、
「今の自分に最も相応しいテーマ」に!!


セミナーで自己ワークしたときに、
そこに現れたエネルギーは、
アイ子が探し求めていたものの答えだった。


-- これ、これだ!
  ずっとこの感覚に支配されて苦しかった!!
  

それはまるで蝶が体中を飛び回るように、
不快さが体を駆け巡る感じだ。

時々、この感覚が起こると、
じっとしていられなくなって、
暴れたくなって、もがいて、
でも、やり過ごすしかない、
アイ子にとって、対処のしようのない、恐ろしい体感覚の元だった。

-- 見つけた!!
  こんなに簡単に見つかるなんて!!


それは、無力感と自己嫌悪感が、
行き場を求めて体中を走り回っていたような感じだった。


そんな感じではあるが、
嬉しかったからか、RFTはさくさく進んだ。


そしてアイ子は深い安堵を覚えた。
-- これから、こうやってワークする方法があるんだ。
  もう、悩まなくて良い…。


“Touch my Voice (心の声に触れる)”には、
テーマがあるとき、
テーマがないとき、
それぞれの進め方がある。


さらに、潜在意識の深い思いを探る方法を学び、、
生きづらさの原因についての説明も聞けて、
アイ子は漠然としていたネガティブな感覚に、
答えを見出すことが出来たように感じた。


分からないことに振り回されているよりも、
例えヒントでも、原因に触れられることが大きい。

さらに、RFTには、それを解消・改善する方法が用意されている。



翌日は、
「眠れる才能、能力を開く天咲波(てんしょうは)」と
「生命エネルギー(チャクラ)を輝かせる流輪波(りゅうりんは)」
のセミナーだ。

特に“天咲波”は感動ものだという評判が高い。


心はもう翌日に飛んでいる。
嬉しそうに話す、講師の佐藤のわくわくが移ってしまったようだ。



-- この先には何が待っているだろう?
   やりたいことが見つかるかな?



アイ子は、翌朝、スキップするような心地で、
ヒカルと待ち合わせしている会場に向かったのだった。




続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、11/15に更新予定です。



〜RFT講習会のご案内〜
※年内最後になりそうです。

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開催日程:2018年 11月7日、21日、12月5日、19日 すべて水曜日 全4回
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講  師 :葵井美香子
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 Resistant Freedom TherapyR(レジスタント・フリーダム・セラピー)については、


        レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパン
posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 08:11| 【出来るシリーズ】

2018年10月15日

【出来るシリーズ】23.「不眠症」

「不眠症」で、眠れぬ夜に悩む方も少なくないと思います。
日中起きていても、意識はぼんやりとしてしまったり、
体が重くて眠気が取れないまま過ごす方もおられるでしょう。


これまで、そういったテーマにどうアプローチするか課題となっていました。
なぜなら、こうした体の症状に表れてくるものには、
潜在意識の深いところに隠された思いが影響していることが多いため、
“何に”対してRFTを進めるのか、
その鍵となる“入り口探し”が容易ではなかったからです。


それは、例えるなら、お掃除の道具は揃っているけれど、
私たちの心は複雑に入り組んでいるため、
何千、何万もありそうな部屋の内の、どの部屋をお掃除すれば、
その症状(悩み事)の解消につながるのかを特定することが難しい
と言えば、ご理解を頂けるでしょうか。


しかし、今夏新たに誕生した、エネルギーワーク的なアプローチをRFTと組み合わせることで、
それらが改善・解消される可能性が一気に高まって来たのです!


このエネルギーワークの基礎を、“Touch my Voice(心の声に触れる)”と言い、
RFTをするための「入り口」(原因)を、手の感触などを通して、一瞬で探し出すことが出来ます。

どなたでも練習すれば、簡単に出来るようになり、
RFTを楽しく進められるようになります。


そこで、今回からは、こういったアプローチも含めて
RFTで出来ることをご紹介してまいります。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈15日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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新しく、RFTのためのワークが誕生したと聞いて、
アイ子とヒカルは、早速“Touch my Voice(心の声に触れる:TMV)”セミナーに参加することにした。
2日間で、その上級クラスも学ぶ予定だ。



“エネルギーワーク” が何なのか?も分からない二人だったが、
やってみると意外にも簡単で、触ってみると、「そこにあるもの」を手の感触でとらえることが出来た。
セミナーは、ゲームをするかのように、楽しみながらエネルギーに触れる練習を重ねていく。


「わぁ!何コレ、不思議!」
「楽しい〜面白い〜」
参加者からは、そんな声も聞こえてくる。



-- “一瞬で探し出す”
  そんな魔法のようなことがあるのだろうか…??

そう話していた二人だが、
実際にやってみると、とても簡単に、それは出来てしまった。



さて、実はこの頃、ヒカルは眠れない夜を過ごしていた。

職場で新しいプロジェクトが始まって、
そのリーダーを任されてから、不眠は始まった。

わくわく感と同時にやってくる、不安、恐怖。

-- 認めてもらえたことは嬉しい。
  でも、会社の期待に応えられるだろうか。
  うまく行かなかったら会社にいられなくなるかも知れない…。

そんな思いがぐるぐると湧き上がっていた。
意識が冴えた状態は続き、体操したり温めたりと色々試してみたが、
なかなか効果は得られなかった。


職場に行っても、集中出来ず、意識が途切れることもあった。
-- こんなことじゃ、プロジェクトは成功できない。
  どうしよう。


焦りと恐怖にRFTをして、気持ちを落ち着けることは出来たが、
不眠症そのものを解消するには至らなかった。

-- 何に、どうすれば、眠れるようになるの??


そんな中で学んだ、“Touch my Voice(心の声に触れる)”は、
そんなヒカルがRFTを進めるためのエネルギーを伝えてくれる。


その夜、ヒカルはベッドに座ると、早速ワークを始めた。

エネルギーに直接触れながら、RFTを始める。
腹部の奥に硬い何かを感じ取った。
それは、鋼鉄のように硬い板のような感覚。

「誰も信じてはいけない」
そんな声が聞こえるようだ。

そして、
「私は幸せになってはいけない」
そんな思いが出てきたとき、
ヒカルは、自分が気づきようもなかった、とても深い意識にたどり着いたことを感じとった。

絶望や無価値観など
ヒカルの感情や感覚は、
奥深いところから湧き上がってくる。

-- わ、これ、すごい深いって分かる!!


RFTは、どんな思いや感情であれ、無くすことでも、消すことでもなく
その役割に気づいて、本来のエネルギーに戻す(融合する)ことで変容を起こすセラピーだ。


そうやって、RFTを進めているうちに、ヒカルの体はほのかに温かくなり、
心地よい疲労感に包まれる。

そのまま、ヒカルはベッドに倒れ込むように眠りにつき、久しぶりに爆睡することが出来た。



翌朝、目が覚めて起き上がると、
体がとてもリラックスしていることに気付いた。


プロジェクトリーダーになった緊張感もかなり緩んでいる。
-- もう大丈夫!出来ることを頑張ろう。
  


ヒカルはエネルギーを触る練習をしてみた。
-- 早くて便利も有難いけど、
  何よりも、困ったときに自分を楽に出来るツールがあることが嬉しい!!



今日は二日目、TMVの上級クラスの日だ。
上級クラスでは、どんなことを知ることが出来るだろう♪


足取りも軽やかに、
ヒカルはアイ子と待ち合わせしている会場に向かって歩き出した。



続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、10/30に更新予定です。



〜RFT講習会のご案内〜

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開催日程: 2018年11月20日、27日、12月4日、12月11日 全4回 すべて火曜日 
開催時間: 各回とも10時〜12時15分 (約2時間程度 × 全4回に分ける形式です)
開催場所: オンライン(テレビ会議システムzoom) 
      ★オンライン環境がある場所であれば、ご自宅でも受講して頂けます
      ※テレビ会議システムzoomを利用いたします。zoomの使用料は無料です。
講  師:  葵井 美香子
参加費:  48,000円(再受講30,000円)/税込み・テキスト代込み
サイトでのご案内:RFT基礎コース11〜12月オンライン昼クラス募集
参加条件:20歳以上であれば、どなたでもご参加になれます。
お申込みフォーム: RFT基礎コース11〜12月オンライン昼クラス




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posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 17:36| 【出来るシリーズ】

2018年09月30日

【出来るシリーズ】22.「刷り込みの言葉」

“刷り込みの言葉” というのは、私たちが気づかないうちに記憶にとどめ、
「無意識の行動」の元となっていることの多い、
他者の言葉や言葉のない教え、などです。


それは、一般的なことわざ、訓戒的なものもあれば、
本やテレビなどで聞いた言葉、
家族や友人から言われたような個人的なものまで、
数限りなく、様々あります。


例えば、『一銭を笑うものは一銭に泣く』という言葉によって、
お金を大切に使わなければ、と倹約される方もいるかも知れませんし、

『禍福は糾える縄の如し』という言葉によって、
幸福の後には不幸が来ることを恐れる人もいるかも知れません。


また家族や友人から言われた言葉というのも大きな支配力を持つ場合も多くあります。


しかし、重要なことは、
どれだけ今の自分に支障をきたすなどの影響を及ぼしているとしても、
それらの言葉・記憶が、私たちが自分の人生を創造するうえで、
大切な指標としての役割を担ってきたということです。


それらの殆どは自覚のない記憶でありますが、実はしっかりと体(心)に刻み込まれています。
自覚している意識上の思い(顕在意識)と、無自覚な意識下の思い(潜在意識)とは
まったく異なる思いを持っていることが殆どです。


それが、どれほど言葉の支配を受けていたとしても、
その何一つも、責めることも、否定することも出来ないのが、私たちです。

それによって人間関係が構築できると思ったかも知れません。
それによって誰かからの愛を得られると思ったかも知れません。

すべては生きるための大いなる知恵なのです。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)は、
そういった“刷り込み”を自分自身が持つことになった理由を紐解きながら、
それらの支配から自分を自由にして、本来の在り方を取り戻すことが出来ます。


今回は、そんなお話です。
このブログでは、RFTで出来ることを小説風にご紹介しています。
創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈15日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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フサ乃は、依然として他者とは目を合わせて話すのが苦手だった。
以前ほど、顔を隠すような警戒したかのような姿勢をとらなくても済むようになってはいたが、
誰かと目を見て話そうとすると、すぐに下を向いてしまうのだった。


これまで無意識に行っていたことだったが、
RFTを知ってから、自分に気づくことが出来るようになってきた。



フサ乃の派遣先の上司は人柄も温厚で、
こういったフサ乃の態度も咎めることなく受け入れてくれていたため、
派遣の仕事を続けることが出来ているのだが、
この反応は自分でも変だと思うようになってきた。

いや、以前から変だと思っていたが、そんな自分をごまかしていたというべきだろう。

-- なぜ、私はこんな態度をとるんだろう?



フサ乃は、とある休日に、一人でイメージしてみた。
上司と、目を見つめて話している自分を…。

下腹部に力が入り、得体のしれない恐怖が湧き上がってくる。

そんな感覚や感情をぼんやりと受け止めていると、
ふと、どこか奥底から
「貧乏が移る」
という声が浮かび上がってきた。


そう、それは父の言葉だ。
小さなフサ乃に向けられた言葉。

「お前の顔って、貧相だな。
やだね、お前といると貧乏が移りそうだな。」

小学校に入学したぐらいだったろうか。
父は、フサ乃にそんな言葉を投げかけた。


-- あっ、これ刷り込みの言葉??

フサ乃は、RFTの要領で、軽くタッピングしながら、
湧いてきた悲しみを受け容れ始めた。

-- こんなことを言われたら、悲しいって感じるのは当然だ…


そして、この言葉を自分に記憶した理由を考えてみた。
-- 嫌われないため…、そうだ、憎まれたり恨まれたりしないため。
  自分の顔を見た人に貧乏が移って、相手も貧乏になったら、私を憎んだり恨んだりするだろう。
  だから、相手に憎まれないため、恨まれないため、
  私はこの言葉を自分に記憶して刻み込んでいたんだ!



普通に考えたら、貧相な顔を見ただけで貧乏が移って、
他者が怒ることなどあるはずないと分かるのだが、
これらの言葉が刷り込まれている潜在意識では、
普通に考えられることとはまったく異なる解釈が起こっていることが殆どだ。



フサ乃の中で小さな興奮が起こる。
-- もしも、この言葉が自分の中から消えてしまったら…??

そう思うと、恐怖に近い感覚を感じる。

-- そうだ、この言葉が消えてしまったら、
  自分が世界に取り残されてしまう。
  世界に取り残されないように、自分がこの世界に存在するための、
  自分の在り方を示す指標だったんだ!!


そして、そんな理由にも、そうやって生きてきた自分にも、受容の言葉をかけていく。
自分を理解すること、自分自身に理解されることの喜びが自然に沸いてくる。
優しさに包まれて、体が温かくなってくるのを感じる。


もう一度振り返って、父の言葉を思い出してみた。

「お前の顔って、貧相だな。
やだね、お前といると貧乏が移りそうだな。」


-- あれ、そういえば私ってお父さん似なんだから、
  これは、お父さんが自分自身に言った言葉だったんじゃないの?
 
父に対して呆れる気持ちや怒りも湧いてくる。
そんな気持ちも感情もさらに受容する。
 

そのうち、この言葉はフサ乃に響かなくなっていた。
-- 私には、もう関係のない言葉だ。


フサ乃は、再び、上司と目を見て話す自分をイメージをしてみた。
目の前に上司がいて…
でも、そんなイメージをしても下腹部にはもう力が入らない。
怖さも湧いてこない。

-- もう大丈夫。

上司と話すときも、それ以外の誰かと話すときも、
きっと目を見て話すことが出来るだろう。
それが自然なこと。そんな感じがする。


-- 自分を支配するものって案外、単純なことだったりするんだ。
  そんな言葉を足がかりに、これまで頑張ったんだ、私…。
  これまでの自分をほめてあげたい…


フサ乃はまた一つ、自分を取り戻したような感動を感じていた。

-- このたった一つの人生を必死に生き抜こうとする私たち。
  戦略と言うと聞こえは悪いかも知れないけど、それが私たちの仕組み。
  すべての人がこうやって精一杯生きている…


フサ乃は人類という壮大な世界観へと思いを馳せた。
そして、心臓に両手を当てて、静かな自分の呼吸を聞きながら、
人類の一員としての、自分という存在に、いつまでも尊さと愛しさを噛みしめていた。


続く…


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2018年09月15日

【出来るシリーズ】21.「依存症」

今回は、依存症のお話です。
依存症というのは、日常の生活で悪影響を及ぼす状況になっていても、
やめることが出来ず、自分の力では解消できない状態です。


多くの方がご存じのように、
アルコール、煙草、スマホ、ギャンブル、ゲーム、買い物、
恋愛、セックス、仕事、薬物、占い、宗教、スピリチュアル…
軽度から重度に至るまで、多種多様に数えきれないほどあります。


やはり依存症の一番の問題は、
自分も体を壊したり、家族を犠牲にしたり、加害者や被害者となったり、借金を負ったりと、
自分でも自分を責め、止めたいと思っているのに止められないということでしょう。


軽度なら、誰しも体験があるはずなので、想像できると思うのですが、
依存症は、自分で満たせないものを「埋める」行為です。
それは、アルコールにしろ、薬物にしろ、スマホやゲームにしろ、
対象が何であれ、私たちの内側で起こっていることは、同じなのです。


思い当たる方は、
「それ(対象)に思わず手を伸ばす」その瞬間、
「それ(対象)」が自分から無くなる、
「それ(対象)」をすることが出来ない状況、
などを想定し、体に起こってくる“感覚”にとどまってみて下さい。

そこには、自分で持て余してしまう、“感情”や“思い”が秘められています。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)は、
ネガティブな感情を、消すことでも、無くすことでもなく、
ただそれを自分に受け入れるだけで、パワフルな癒しを起こす、セラピーツールです。


メカニズムを知り、練習すれば、
どなたでも、自分で自分を癒すことが出来るようになります。



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フサ乃は、相変わらず、占い無しでは過ごせなかった。
文庫サイズの占いの本にカバーをかけていつも持ち歩いていた。


いつからか、もう何年前だったか、
その本がたまたま当たったと思えたことがあってから
手放せなくなってしまった。


仕事以外は、

外出するのも、
誰かと会うのも、
何かを買うのも、

自分の吉日、吉方位を見るのが癖になっている。



そんなある日、うっかり手帳をバッグに入れ忘れて、仕事に出てしまった。

-- うわぁぁぁ、しまったーーー!!

駅に着いて、ふと気づいたとたん、体が緊張で固くなる。
でも、遅刻してしまうから、家まで取りに戻る時間はない。
通勤の電車の中でもそわそわし落ち着かない。


-- どうしよう。
  今日は買い物に行かなくちゃならないのに、
  どの方角へ行けば良いのか分からない!!
  ラッキーアイテムじゃないものを買っちゃったらどうすればいい??


不安は恐怖となって、フサ乃の体を駆け巡る。
今にも叫び出したい気持ちに襲われる。

その時、フサ乃は思い出した。
RFTがあることを…

-- そうだ、RFTしよう!!


通勤電車の中、他の人に分からないように
こっそりと、鎖骨の下のポイントを軽くタッピングしながら、体に意識を向ける。


-- 占いの本が手元に無くて怖い、って思っていい…

そんな言葉を繰り返すと、少し落ち着いてきた。

落ち着いてくると、自分の感情と自分との間に隙間が出来る。
それは…


私=不安・怖さ(感情に振り回されている状態)

  ↓

私=不安を感じていた私(感情に振り回されていた自分に気づいている状態)



…という感じになって、客観的に自分を見られる心境だ。

そうなると、その隙間には余裕が生まれ、新しい思考が入ってくる。


-- なんでそこまで私は占いの本に支配されているんだろうか…??


その日は一日、不安や恐さもありながら、
フサ乃は、自分を見つめて過ごしてみた。


占いの本が無いと何が困って、
何が怖くて、自分の中に何が起こっているのかを
見つめ始めたのだ。



仕事は上司からの指示で行うため、それほど占いは必要ないのだが
買い物になると、不安と怖さが増してきた。

その日は、出勤用のバッグが擦れて、端が破れてきたのに気づいたので、
新しいものを買う必要があった。


新しいものだから、占いの本を見て、
ラッキーカラー、ショップの場所や買う時間を決めるのが、
ここ数年の習わしになっていた。

最初は面白半分で読み始めた占いが
いつの間にか、それ無しではいられなくなった。



フサ乃は、ショッピングモールへ行くと、
バッグを扱う店を色々と見て回った。


-- 何を買えばいいの??


お店も商品もたくさんあり過ぎて分からない。

占いは、こんなとき、フサ乃にひとまずの目標を決めてくれていた。
まるで、「これを買えばいいんだよ」、と言ってくれるように。


フサ乃は、その日、結局、たまたま入ったショップの店員さんに相談し、
いくつか紹介された中から、自分でバッグを選んで買ってきた。


フサ乃はワクワクしている自分に気づいた。
これまで縛られていたモノから解放された自由…


自宅へ帰ると、
フサ乃は、自分の部屋の机の上に置かれたままの、占いの本を見た。


-- もしも、これが私の中から無くなったら…


そんな想定をしてみた。

-- 占いの本がどこにもない。
  手を伸ばしても手に入らない。

  そんな状況だったらどうなっちゃうんだろう?


そのとき、フサ乃の足元が崩れて、真っ暗闇が広がり、
まるで自分が宙に浮いているような恐怖を感じた。

立ったままだったフサ乃は、思わず、椅子の背に摑まった。


-- これだ…、これが私を占いの本にしがみつかせていたんだ…
  
  どんな思いや感情が、私を支配していたのか、
  本当は、どんな声が隠されているのか、知りたい…
  RFTしたい!



フサ乃は、椅子に座ると、目を閉じてタッピングを始めた。

この真っ暗闇の恐怖に受容の声をかけていると、

小さな子供の頃に
大きな雷が轟いたある晩のことが思い出されてきた。

それは、2-3歳ぐらいだろうか、
雷が怖くて、独りで部屋の隅でうずくまっていた。


誰も探しに来てくれない、
誰も助けに来てくれない、
誰も守ってくれる人はいない、
誰も自分を思い出しもしない、
そんな絶望と恐怖…


「この世に生まれてきたことに、何の価値があった?」
どこにもすがれるものがない、無価値感…


小さな自分の声も感情も、そのまま受容していく。

-- ああ、そうだった…そんな思いを抱いていた…

その小さな声の、なんと愛しいこと。
そんな思いをもって、生きてきた、この人生。
頑張ってきた、この日々…。


受容が起こす気持ちの変化は、
ただ感情を変容させるだけでなく、
フサ乃に深い自己愛を目覚めさせる。


雷を恐れてうずくまっていた、小さな自分から
独りで耐える強さを、
本来自分が持っていた勇気を、
そこに見出していた。


そして閉じていた目を開けたとき、
フサ乃は、これまでに感じたことのない、静かな活力を内側に感じた。

-- もう、大丈夫。
  占いがなくても、たとえ失敗したと思っても、

  私は私の人生の責任をとりたい。
  自分で決める勇気が私にはあるから…。


そんな思いが湧いてきた。


翌朝、出勤前に机の上に置いたままの占いの本に視線を落としたが、
フサ乃は、それを手に取ることなく、家を出た。


-- もう、完全に手放してもいいんじゃないかな…
  来週の資源回収に出しちゃおうかな…


清々しい気持ちの中で、そんな自分の声を聞いていた。



続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、9/30に更新予定です。



〜 RFT講習会のご案内 〜

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日時: 2018年9月20日(木) 13:00〜16:00
場所: 東京都港区
講師: 渡辺 花香里
参加費: 6,000円
内容:イライラ・怒りの仕組みの説明・セルフワークのポイントのおさらいなど
   少人数でじっくりとご説明します。

サイトでのご紹介:あなたが最も長い時間 そして深く付き合っていく人は……
お申込みフォーム: 【東京】RFT復習会お申込みフォーム




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2018年08月30日

【出来るシリーズ】20.「恐怖症」

恐怖症というのは、ある特定のものに対して、非常な恐れを感じる症状を言いますが、
その対象は、多岐に渡ります。


虫恐怖、犬・猫・鳥などの動物恐怖、刃物恐怖、先端恐怖、高所恐怖、飛行機恐怖、失敗恐怖、
対人恐怖、異性恐怖、孤独恐怖、暗闇恐怖、閉所恐怖、広場恐怖、雷恐怖、音恐怖…
などなど並べ挙げたら、枚挙にいとまがありません。


そのほとんどは、過去のトラウマが影響していると言えますが、
過去の恐怖体験が、そのまま対象に関連しているものもあれば、
関連しているとは言い難いケースもあります。

例えば、ハト(鳩)恐怖症だったある女性は、
幼稚園のとき先生から酷い仕打ちを受けたトラウマがあったことが原因でした。
では、なぜハトに結びついたかといえば、
幼稚園のときの(彼女のいた)クラスの名前が、「ハト(鳩)組」だったからです。

鳩組の先生へのトラウマが、ハト(鳩)恐怖に結びついていたという、本当の体験談です。



今回のお話は、一般的に見られる小さなトラウマが関連していたケースです。

RFTというセラピーツールを使った変化の過程を小説風にご紹介しています。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈15日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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フサ乃が、最も苦手なのは、虫だ。

どの虫も嫌いで苦手だ。

壁を這っているのを見るだけで、飛ぶごとく離れるし、
例え死骸であっても、近くに寄ることも出来ない。


そんなフサ乃だが、人生には酷なことが起こりうる。


なんと、ある日、いつの間にかフサ乃の部屋に入りこんでいた「一匹のセミ」が、
そのまま死んでしまっていたのだ。


フサ乃の部屋の中で!!!
フサ乃の、部屋の真ん中で!!


部屋に入ったフサ乃は、
叫び声をあげんばかりだった。


セミは、床の上に裏返って動く気配もない。


-- 死骸?? 死んだふり?? …

フサ乃の心臓はバクバクと音を立て、
その音につられて体が大きく振動しているようだ。


フサ乃は、最大限離れて、1.5メートルほどの距離をとってじっと見つめた。
というより、フサ乃の部屋のスペースではそれ以上、離れることが出来ないのだ。


移動するときは、部屋の四隅を通るしかない。
洋服ダンスや本棚を背中で這うように、横歩きした。


「助けて」
そんな声を上げられると良いのだが、

フサ乃の両親も姉も、
「こんなことで大騒ぎするな」と、
きっとフサ乃を責めるだろう。

家の中に居ても、フサ乃は孤立無援状態だった。


わずか10センチにも満たない小さな虫の前で、
フサ乃はまったく無力で、もっと小さな存在になってしまったようだった。


-- ああ、どうしようううう????
  死んでるふりして、本当は生きてて、
  いきなり襲いかかる気か〜〜〜???


泣きたくなるような気持ちで
セミを見ながら、フサ乃はしばらく縮こまっていた。


そして、ハッとした。

フサ乃の体は、さっきから同じ状態のまま硬直している。

-- あれ、このポーズ…??


フサ乃は思い出した。
RFT基礎コースで、「体は記憶の格納庫」と教えてもらったことを。


-- そうだ、こんなときこそRFT!!
  今すぐRFTしよう!!
 
  ※RFT(アール・エフ・ティ)とは“Resistant Freedom Therapyレジスタードマーク”の略で、
   ネガティブな感情や思いへの内なる抵抗を受容することで、
   大きな変容を起こすセラピーテクニックです。



フサ乃は、そのまま立ったまま、自分の取っている姿勢に意識を向けた。
RFT基礎コースで学んだやり方だ。


しばらくその姿勢に留まっていると、
思い出されてきたのは、小さな子供の頃、
親戚の家の台所で、
ふいに、Gが現れたことだった。

「あっ!!」

と思う間もなく、Gは突然、羽をばたつかせ、
フサ乃の方に飛んできた!!


「っぎゃーーーーー」

声なき声がフサ乃の中で固まった。
その後、どうなったのか覚えていない。


-- 嫌だ、あれ、思い出したくない…

思わず、顔をしかめる。


そんな状態だったが、
RFTは、過去の出来事を思い出すことなく、ワークを進めることが可能だ。


まずは、そのときの自分が抱いていたであろう “感情” だけを取り出して、
RFTを進めることにした。


「恐怖」
と思っていたが、実際は
「無力感」
だった。

-- え、恐怖じゃないの…?!
フサ乃は少し驚きながら、“無力感”に向き合った。


無力感の声を聞いてみた。
「誰も私に気づかない…」


-- ああ、そうだ、誰も私に気づかない
  私はどこに居ても、こんな恐ろしい目に遭う瞬間でも、
  誰にも気づいてもらえない…
  気づいてもらえる価値もない…
  そのことが私の苦しみの根っこだった

  気づいてもらえる価値のない私は、
  どんな状況でも一人ぽっちで耐えるしかない…


しかし、フサ乃はその無力感の中に、
「一人で耐える強さ、潔さ」を見出した。

すると、その無力感は、まるで神秘な青い光を放つように輝き出した。


-- なんというパラドックス…!!
  

そこから、過去の自分を見つめることが出来るようになり、
さらに、別の感情や思いに、RFTを進めた。


すると、もうGに襲い掛かられる恐れよりも、
対抗できる知恵があるような、根拠のない強さを感じる。

過去のフサ乃は、もう負けてなんてない。
青く輝く光が、小さなフサ乃を守ってくれるような気さえする。


自分よりも大きく見えたGが、小さく消えて行く。
過去のフサ乃が力を取り戻したところで、
ゆっくりと深呼吸を重ねるとRFTを終わりにした。



目を開けると、部屋の真ん中に、セミの死骸がある。

見たところで、さっきまでの怖さは感じられない。
何とも言えない大丈夫感を、フサ乃は感じていた。


ちょっとドキドキはしたが、
ティッシュペーパーを一枚掴むと

セミの死骸の上にかぶせて
そのまま手に取った。
もう体は反応しない。
やっぱり大丈夫だ。


階下へ降りて、庭に出ると、
セミを土の中に埋めた。

「自然に還って、また戻っておいで」
そんな言葉をかけたくなる。



-- 恐れを抜けた後に蘇った、内なる強さ
  それは、虫にだけじゃない。
  
  私の存在そのものが弱くて小さく思えてたから、
  相手を大きく見せてしまっただけだった。

  もう、弱くて小さい自分は卒業しよう。
  もっともっと取り戻したい
  私の中の、本当の私を…
  RFTと共に…

  
空を見上げると、シュークリームのような真っ白い雲が浮かんでいる。
その中に明るい光が輝いていた。


続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。



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次回は、9/15に更新予定です。



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        レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパン
posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 14:27| 【出来るシリーズ】