2018年01月10日

【出来るシリーズ】1.「上司と合わない」〜 後編 〜

私たちはどれだけ知っているというのでしょう?

自分自身がどれほど傷つき、
どれほどSOSの声を上げているのか、ということを。


行き場を失って絶望の淵にうずくまるしかない あなたに伝えたい、
心を閉ざすしか自分を守る方法を知らない あなたに伝えたい、
内なる世界は、いつもあなたを優しく守っているのだと…


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたの人生のお役に立てると幸せです。

創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈10日・20日・30日更新予定〉


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1.「上司と合わない」〜前編〜 のつづき)


決め手がなんだったか分からない。
課長との問題の改善の可能性があると知ったから?
それとも、久々に会った親友の晴れやかな表情に、置いていかれそうな気がしたから?


いや、理由はなんだって構わない。
一歩前に踏み出すしか、現状を打破することなんて出来ないんだから。



アイ子に、RFT基礎コース講師の半澤久恵から返信が届いたのは、その日の夜だった。
満席だったが、ちょうどキャンセルが出たため、参加を受け付けてもらえることになった。


-- この宿命に救いがあるかも知れない。 --

アイ子の暗い心に一筋の光が差した。
それだけで、苦しい一週間も、どうにか乗り越えられた。




そして、週末がやって来た。
ちょっぴり緊張して会場に入ると、半澤久恵が優しい笑顔で迎えてくれた。


「おはようございます!寒いですね。今日はどちらからですか?」
他愛ない会話で緊張がほぐれていく。
-- 半澤久恵さんは、爽やかな笑顔のスレンダー美人だぁ。
アイ子は半澤にそんな印象を抱いた。


参加者は少人数だが、20代〜60代で男性も女性もいた。

RFT講習会は、基礎コースとプラクティショナーコースに分かれていて、
基礎(自己の癒し)コースを受けてから、プラクティショナーコースに参加出来る、
という段階的なコース設定となっている。

             コース

だから、まずアイ子が参加したのは、ヒカルと同じ基礎(自己の癒し)コースの方だ。


講習会は、自分たちの行動が無意識の潜在意識から起こっているという話しを聞くところから始まった。
心のことなんてほとんど聞いたこともないアイ子には初めての話しばかりで、
なるほど〜!と思うこともあれば、ピンと来ない話もあった。


でも、それをその場ですべて理解することよりも、
RFTを進めて行くうちに、
感覚的に分かってくる、というのが大事なことらしい。
なので、分からないことは分からないままで良いというので安心した。


そして、RFTの説明が始まった。

やり方を聞いて、デモセッションを見たあと、
ワークシートを使って隣の人とペアワークをすることになった。
ペアの相手は40代ぐらいの、眼鏡をかけた可愛らしい感じの女性だ。

講師の半澤からは、成功体験をするために、最初から重いテーマはダメですよ、と言われたので、
同僚のことで、ちょっとイヤだと思ったところをテーマにしてみた。


『同僚の話し方が嫌だ。人のことバカにしている。怒り』
ワークシートに思いや感情を書きこんでいく。


見よう見真似で、ペアになって、このテーマに取り組んでみた。
なんと、ふわーっと、自分の中で何かが変化した。

-- あれっ??

今、怒りが一瞬で優しい感じに変わった!?

-- わああ感動!!

-- “オセロの黒い面が、一瞬でだだっと白に変わる体験”
   と、ヒカルが言ってたのはコレだったんだ。


周囲からも「ええっ」「へぇ」などと言う感動の声が時々聞こえてくる。


クライアント役のアイ子の気持ちがスッキリしたところで、テーマを振り返る。
同僚の話し方、、、あれ、言うほど気にならないかも??

-- うっそー︎

参加者の誰かが、半澤に質問する。
「これって、時間が経つと戻るんですか?それとも永久に大丈夫になるんですか?」


半澤は
「テーマの影響力が強くて、根っこが残っているときは同じような反応が起こることはありますけど、
そうでなければ、もう元に戻ることはないですよ。大丈夫!」
と教えてくれた。


そして、引き続き、半澤の説明を聞きながら、
課長のことを思い出していたら、
幼稚園の頃、近くに住んでいたおじさんのことがふと思い浮かんだ。


近所の子供同士で遊んでいたとき、
そのおじさんに「うるさい!静かにしろ!」と子供たちが怒鳴りつけられたことがあった。
すっかり忘れていたはずの、そのときの出来事を思い出した。


射竦められて固まる小さなアイ子。
-- そういえば、あのとき、おじさんがすごく怖かった。
過去の出来事をテーマにするときは、それをやってみた。


怒鳴られて、動けない子供の頃のアイ子。
その小さなアイ子が自由を取り戻すと、温かさや安心感が戻ってくるようだ。
分からないけど涙がこぼれる…。
これは温かい涙みたい。


心なしか、課長への思いが和らいでいるような気もする…
-- そんなこと、あるんだろうか??


面白くなって、2日目は課長のことを思ったときの感覚にも、ワークしてみた。
どんどん課長が嫌じゃなくなってくる気がする…。
いやいや、実際に会社に行って課長に会ってみないと分からない。

-- でも、課長のことを思い出しても、いやな気がしないんだけど…??


そんなこんなで、2日間はあっという間に過ぎた。
帰り際には半澤久恵さんの開催する『RFTステップクラス』という、RFTを練習するための講座にも申し込んだ。


RFTを続けていくと、テレビドラマでも話題になった、
“自尊感情”(self-esteem:セルフ・エスティーム:自己肯定感)が高まり、
元々私たちが持っている、本来の自己肯定感を取り戻せるのだと、半澤も言っていた。


-- 自分を愛するとか、
  自分を許すとか、
  自分を受け容れるとか、

  簡単に言う人もいるけれど、
  その方法が分からなかったけど、
  これなら、自然にそうなっていく気がする。

  本来の自己愛をどんどん取り戻したい!!




翌日、仕事に行った。
課長がいる。
-- 近くにいるのが嫌じゃない気がする…。


しかし、あっという間に仕事に忙殺されて、気がついたら終業時間。
帰り際に、課長に挨拶しようとして、ハッとした。

-- あれ??気にならなかったじゃない??


今までなら、課長が気になって気になって、
こんなに仕事に集中なんて出来なかった。


-- 課長の目って冷ややかじゃなかったっけ…??
課長は相変わらずなのに、この前の金曜日まで感じていたのと、違う感じになっていた。


やがて、数日するうちに、課長の良さも見えて来た。
-- 案外、良い奴だったじゃないか、課長!


-- 癒やしってすごい!!
  自分を癒すツールがあるって、なんて素晴らしいんだろうきらきら




<つづく>

※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、原因は人によって様々異なります。

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次回は、1/20に更新予定です。



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posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 14:00| 【出来るシリーズ】