2018年07月30日

【出来るシリーズ】18.「身体表現性障害」

身体表現性障害(身体症状症)という、ストレスが体の症状となって表れる病気があります。
しかし、この病気は、ご本人には明らかに症状があるのに、検査をしても悪いところが見つかりません。
 

この障害のタイプの中に、
頭痛や胸の痛み・硬直・吐き気などのような、
ストレスが身体の症状に転換されてしまう 「転換性障害」があります。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)のセッション1回で、
この「転換性障害」で、車いす・歩行器・杖の生活だった方が、
歩くことはもちろん、走ることが出来るようになった、という報告もあります。


ストレスが身体の症状に転換される…
よく、「ストレスが溜まる」といいますが、いったい何が溜まっているというのでしょう。

実は、あまり知られていないことですが、そこには、「思い」「感情」が隠されているのです。

RFT(アール・エフ・ティー)は、感情をほどき、身体と心を緩めるのに、
とても大きな可能性を秘めた、セラピーツールです。


RFTが出来ることを小説風にご紹介しています。

創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈15日・30日更新予定〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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RFTオンライン基礎コースは、3時間程度を3回にわけて開催している。
自宅で参加できるため、遠方に住んでいても、
何かしら外出困難な状況があっても、とても便利である。


さて、フサ乃は、RFT基礎コース1回目を受けて、
自分の中の矛盾した思いに気付いたものの、
それで何かが大きく変わるということはなかった。


ただ、自然と力が抜けて、見返してやりたいという気持ちは、ずいぶん薄れていた。

自分が気づかなかった思いを知ることが出来た。
その安心感が、フサ乃の毎日にどれだけ大きな意味をもつことだろう。


私たちの心は、そんなに単純ではない。
幾重にも複雑に絡み合った思いや感情は、
一つ、一つ、丁寧に紐解いていくことが大切だ。


そして、そのプロセスの中で、
自分という存在、潜在意識の叡智への気づきを積み重ねながら、
自分自身との関係を取り戻して行く。
心の旅は、そんな風に繋がっていく。



そんな中で、基礎コース2回目の日がやってきた。
またしても、葵井美香子の明るい笑顔を画面の向こうに見た。


“憧れメガネ” を通して見た「心理セラピスト」は、
これまでに会ったことのない、キラキラした職業のように思えた。



さて、今回は、過去の出来事などに、RFTをする方法を練習するため、
葵井が参加者に、RFTのデモセッションを行い、それを皆で見て参考にする。


デモセッションを受けた参加者は、涙をこぼし、
フサ乃たち、他の参加者にも感動が伝わってくる。


-- 私もセラピストになったら…
フサ乃の空想は膨らみ、自分がセラピストになった世界を旅していた。


…そのため、葵井の説明を聞き逃してしまっていた。
「では、今からワークしてみましょう」


気づくとワークタイムになっている。
-- はて、何をワークするんだろう?
   嫌だったことを思い出せば良いのかな。


本来、RFTのセミナーでは、セラピーを学ぶことを目的としており、
練習のため、トラウマ的なな大きなものはテーマに出さないよう説明しているのだが、


空想の世界に浸っていたフサ乃は、
そんな説明をまったく聞いておらず、

思い出すのもつらい、
小学校4年生のときのことをテーマにした。



フサ乃は、小さい頃から、よくいじめにあっていた。

あるとき、アレルギー体質のため
給食に出された合わない食事を、吐いてしまったことがある。
それ以来、「げろ」とか「汚物」とか呼ばれた。


友だちは多い方ではなかった。

ある日、仲良しだと思っていた級友の女子が、
他の子と一緒に、フサ乃の教科書に醜い顔のイラストを落書きして、
「ブサ乃だー!」
と笑ったとき、

裏切られた屈辱で身体が凍り付き、
子供ながらに、人生が終わった、と思った。
この世に誰も信頼できる人なんていない。


そんな出来事を、ペアを組んだ相手に簡単に説明した。
オンラインでは、ヘッドセットをしたおかげで、
ぼそぼそ小さな声もマイクを通して聞きとってくれるし、
伏し目がちでいても、画像のせいと思われるのか問われることはなかった。
フサ乃には、参加しやすかった。


タッピングをしながら、
そのときの様子を思い出しながらシェアする。

フサ乃から言い知れぬ感情が沸き上がる。


今が今まで忘れようとしていた、過去の日が甦る。
怒りが身体を支配する。


そのとき、フサ乃は初めて気づいた。
怒りが身体を支配する、“その瞬間”の感覚に。


甦ったのは、過去の日の記憶ではなく、
身体を支配する怒りである。


-- これ!!

知ってる、この怒り。
ずっと、私の中に眠っていた。
いや、本当は、暴れていた。

まるで怒りに燃えた少女が、胸の辺りで大暴れしているようだ。


そのとき、葵井がフォローに入った。
フサ乃のペアになった参加者が、状況を葵井に説明してくれた。


過去の出来事というよりも、
この少女こそが、RFTを待っていたようだった。


葵井が質問する。
「この女の子は、フサ乃さんにとって、どんな存在だと思いますか?」


-- どんな存在…??

フサ乃はハッと気づいた。
「表現できない私の怒りを、私に代わって怒っている、
本当の私… 私の…真実の声…」


「私は、人形じゃない!」
ぶわっと涙がこぼれ出た。


ずっとずっと我慢してきた、この思い。
抑え込んで吐き出すことも出来ず、吐き出す方法も分からなくて、
ずっとずっと、この子が代わりに怒っていた…


しばらく涙が止まらなかった。
嗚咽しながら、

「ごめん」なのか「ありがとう」なのか、
何かがとても腑に落ちて、
言葉にならない思いが、フサ乃に溢れる。

そのとき、フサ乃の腰から左足に向かって、温かい何かがスーッと流れたように感じた。


女の子は、フサ乃が気づいたことで、もう役目を終えたのか、
「もう、大丈夫」
そんな言葉を残して、消えたような気がした。



小学生の頃のイメージに戻っても、
それから先は、淡々と進めることが出来た。


怒りや憎悪、無力感や絶望感を見出していく。
「私はこの世に不要…」
「存在している意味がない…」
そんな思いが浮かび上がり、自分でも驚いてしまう。

受容の声をかけるたび、温かい感じが、フサ乃の中に広がった。


やがて、フサ乃を笑った同級生の女子が、
周囲におもねる、可哀想な人に思えてきた。

彼女自身、心の弱さから、こんな風にするしかなかったのかも知れない…
そんな気がして、もう怒りや憎悪の対象ではなくなっていた。


真実は分からないし、過去の出来事が変わったわけではないが、
過去の記憶は、リアル感のない、遠い一枚の絵のようで、
その記憶につらさを感じることは、もう無いように思えた。


涙がたくさんこぼれたからか、ぼーっとしているうちに、
2回目のRFT基礎コースが終わった。



さあと、立ち上がった時、フサ乃は足の軽さに
思わず、「えっ??」 と声を上げた。


左足が、動く。
ずっと引きずっていた左足の重さが、無い。


左足だけで、トントンと軽くジャンプしてみた。
今までだったら、力が入らず倒れてしまったかもしれない。


-- わわ。こりゃ魔法だ…


フサ乃は、何度も何度も飛び跳ねて確かめながら、
これまでの日々や、心に溢れる思いを味わっていた。



続く…


※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


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次回は、8/15に更新予定です。



〜RFT講習会のご案内〜

【東京】RFT基礎(自己の癒し)コース  ≪募集間近≫
日時: 2018年秋頃   10:00〜16:30(2日間とも)
場所: 東京都内
講師: 渡辺 花香里
参加費: 48,000円(再受講30,000円)/税込み・テキスト代込み
ご案内までしばらくお待ちください。


★新たなセミナーが始まります!★
【Touch my Voice(心の声に触れる)】
手の感触を使って、心の問題や、身体症状など、RFTの入り口(問題の原因)を探すツールで、
どなたでも簡単に出来るようになります。RFTと組み合わせて使います。
自己ワークも進み、癒しの可能性が広がります。
RFT受講生はどなたでも参加できます。
ご案内までしばらくお待ちください。




RFT講習会の日程は、こちらもご覧ください ⇒  『RFT講習会のお知らせ』


RFT講習会のご案内メールご希望の方はこちらから ⇒ 『ご案内メールお申込みフォーム』




 Resistant Freedom TherapyR(レジスタント・フリーダム・セラピー)については、


        レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパン
posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 17:46| 【出来るシリーズ】

2018年07月15日

≪名古屋≫2018年6月23日〜24日 RFT基礎コース開催のご報告

Resistant Freedom Therapyレジスタードマーク(RFT:レジスタント・フリーダム・セラピー)は
経絡を優しくタッピングしながら、感情や思いに働きかけることで癒しを起こします。


私たちの生きづらさ・ストレスの原因のほとんどは、「感情」・「思い」によって引き起こされています。

RFTは、「感情」・「思い」によるメリットを見つめたり、それらを受容しながら、
優しく自分の捕われた世界から自由にさせてくれます。


そのRFTの基礎コースを、
2018年6月23日(土)〜24日(月)、名古屋で開催しましたので、ご報告いたします。


講師: 佐藤 純子
 
  
今回は、解離性同一性障害や、身体表現性障害などの方々にも、
RFTが高い効果を発揮しているというセッション報告もお聞きすることが出来ました。


終始、穏やかでとても充実した2日間でした。
ご参加の皆さま、有難うございました♡

以下にセミナーのご感想をご紹介します♪
 

   
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来てよかったです。「オセロの黒が白に変わって行く」という意味が分かりました。

又トラウマに対応する方法も学べてラッキーでした。ありがとうございます。


藤原準二様
  


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全ての感情はポジティブでもネガティブでもなく単にエネルギー。


RFTは、その感情を受け入れ、理由を見つめることで本来のエネルギーの自由な流れを取り戻す、

ということ、改めて確認できてよかったです。


リラックスできる雰囲気の中だったので、ワークも深めることができ、参加者の方にも感謝いたします。 


匿名希望

  
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とても内容が濃く、私が知りたかったこと以上のことをたくさん教えて頂くことができました。

エネルギーや感情・ビリーフなど目に見えない領域に、

こんなに具体的に理論的に教えて頂けることにおどろきでした。


少しずつワークをして、理解を深めていきたいです。

参加者の皆さんも純子さんもとってもすてきでした♡ 


奥村久美様
 

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感情や感覚、思いなどの理解が深まりました。

またメリットや本質を探ることで自分のなかで気づくことがたくさんありました。

さっそく日常でRFTを使っていきたいと思います。


また自己ワークについて、ちょっとの時間を何回もやる、というアドバイスに、

自己ワークちゃんとしっかりやらなくちゃという思いがあったので楽になりました。ありがとうございました(^^) 


A.U様
 


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ペアワーク(セルフワーク)で

気付いていなかった思いに気付いた瞬間を見させていただいた時、

エネルギーがやさしく変化しているのに気がつき、あたたかい気持ちになりました。


以前受けた講習会よりも濃い内容に感じましたが、質問をしやすい雰囲気で、とても楽しく受講できました。 


H.S様
  
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RFTで出来ることを小説風にご紹介しています。更新は、2018年8月からは毎月15日30日(予定)。 

次回は、7月30日の予定です。ぜひご一読下さいませ☆彡  ⇒  『できることシリーズ』



今後、Touch my Voice という、生きづらさ・ストレスの原因のエネルギーを一瞬で探し出すセミナーも始まります。
心の問題についても、身体症状についても、改善の可能性が広がります。近々ご案内予定です。どうぞご期待下さい!!



RFT講習会のご案内メールご希望の方はこちらから ⇒ 『ご案内メールお申込みフォーム』




 Resistant Freedom TherapyR(レジスタント・フリーダム・セラピー)については、


        レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパンへどうぞ♪
posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 12:04| 講習会・体験談

2018年07月10日

【出来るシリーズ】17.「オトコ嫌いだが結婚は使命」 〜後編〜

「誰か」や「何か」が自分を幸せにしてくれるのだと、私たちはよく思います。
お金があれば、
家族があれば、
友だちがあれば、
何かがあれば…、

もちろん、それらは大切な存在であり、大切なものですが、


自分が、無理に守ろうとか、手に入れようとして、
心や体に負担がかかっていると気づいたとき、
一度、素直な自分の気持ちを見つめてみませんか?


あなたが、心の声に寄り添いたいと思うとき、
RFT[アール・エフ・ティー]は、あなたの在り方を優しく伝えてくれるでしょう。


RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)が出来ることを小説風にご紹介しています。

創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪


〈来月から更新日が15日・30日に変更になります。次回は7月30日です〉


【出来るシリーズ】 タイトル一覧も、ぜひご活用ください☆


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一文字フサ乃 39歳。派遣社員。

子供の頃から学校でいじめにあったり、家族からそしられることも多かった。
人と目を合わすのも会話するのも苦手。
自分の考えを伝えることもほとんど出来ない。
いつからか左足が重く、引きずるように歩く。
占いによって行動を決め、
忍者のように影をひそめて、うっすらと生きる女性。
それが一文字フサ乃である。


そんなフサ乃には、どうしても叶えたい夢があった。


それは、「結婚」である。


しかし結婚といっても、フサ乃の場合は、相手への理想の条件がとても高い。
誰が見てもイケメンで、
高身長・高学歴・高収入で、
都心に大きな一軒家があって、
もちろん仕事はバリバリ出来て、
爽やかで、優しくて、スタイリッシュで、
そして、フサ乃をメロメロに愛してくれる男性…

そんな男性でなくてはならない。


そんな人が現れれば、
これまでの人生で、フサ乃を否定し、そしり続けた家族やクラスメイト、知人、すべての人が
「えー!すごい!!」と、フサ乃を尊敬と憧れの眼差しで見るだろう。


そんな男性さえいれば。
愛されて、幸せなフサ乃を見せつけてやれれば。
フサ乃は幸福になれるハズだ。


そのためには、まずは男性嫌いを克服しなくてはならない。


フサ乃はアイ子に彼氏が出来たことを知っていた。
職場でのアイ子は、フサ乃の目の前で(…と言っても、こっそり見ていただけだが)、
苦手そうにしていた男性たちと次々と仲良くなったばかりか、
彼氏まで出来ている。


-- 何か秘密があるに違いない…


そして、大いなる勇気を振り絞って、アイ子を誘い、
やっと秘密を聞き出せたと思ったが、
アイ子は奇妙なことをやっていた。
鎖骨の下辺りをタッピングしながら、感情に声をかけて行くと言う。


-- 「悲しみって感じていいよ」とか変なこと言っちゃって、何やってたんだ??


しかし、フサ乃はくじけない。
-- きっと私をごまかそうとしたんだ。何か秘密を隠しているとしか思えない。
  いや、それとも、あれがオトコ嫌いを無くして恋人に会う魔法なのかな??


とにかく、葵井美香子の開催するRFTオンライン基礎コースが、
占いで、日程も函館も、フサ乃に幸運のセミナーだと示している以上、
これを受けないわけにはいかない。



フサ乃はすぐに申し込むと、開催日を待った。


-- 今度こそ結婚してみせる!

これまで願いが叶うと聞けば、
ペンダントを買ったり、
パワースポットに行ったり、
様々なご利益を期待したフサ乃だが、
一向に叶う気配はなかった。


しかし、今度こそ、RFTをすれば理想の男性と出会えるものと
フサ乃はすっかり誤解していた。


-- ✧ -- ✧--

待ちに待った開催日がやってきた。
オンラインの基礎コースの初日、画面の向こうに、
講師の葵井美香子と参加者が集まった。


葵井美香子の笑顔が飛び込んできて、
明るい雰囲気の挨拶から始まった。


フサ乃は、とっさに
-- 私もセラピストになろう!
と思った。

セラピストになったら、こんなにキラキラした美人になれるのだ。
そしたら、理想の男性が思いのままにやってくるに違いない。


フサ乃は、「誰か」や「何か」が自分を変えてくれると信じている。
自分で努力することや、自身が変わるというアイディアはいつも抜けている。



さて、セミナーは心の仕組みについて、から話しが始まった。


葵井の丁寧な説明を聞き、納得し頷きながらも、
勘違いしているフサ乃には、
結婚につながる話しだとしか思っていない。


「思い込み」というのは、目の前に起こっている状況を
ありのままに理解できなくしてしまうものなのだ。



そして、いよいよRFTのベーステクニックが始まった。
アイ子が言っていたのと同じような説明を聞いた。

-- やっぱり、これが秘密の何か、なのかな…。


ワークでは、最近、嫌だと思ったことについて、テーマを挙げることになった。


嫌なことなんて、山ほどある。
何にしようか迷ったが、
他の参加者に知られても良いような、あまり差しさわりのないところで、
今回は、職場の上司の振舞いを挙げた。
「仕事を指示しておきながら、後から不要だといった」
腹が立つような、憎らしい気がした。


RFTのワークで、
腹立たしさや憎らしさを受容してみると、
フサ乃の中で、何かがふわっとした感じになった。
上司の振舞いを思いだしても、
腹立たしさや憎らしさをあまり感じない。

-- 何が起こったの? これが魔法??


フサ乃は、他の参加者の感想も聞いて、
みんなに同じことが起こっていることを知った。
フサ乃は、自分にも皆にも何が起こっているのか理解できなかったが、
「変化」が起きたことは分かった。


-- これは、今まで体験したことのない、やっぱり魔法かも知れない…


そして、1回目が終わって一人になると、
フサ乃は、いよいよこの魔法を自分に試してみることにした。
誰にも知られないように…、密やかに。

「結婚したい」
という思いをテーマにRFTを始めた。


何かがフサ乃の中で動き出す。
「絶対に、結婚しなくちゃいけない」
「証明しなければ、私の人生は無駄になる。」
焦り、怒り、無力感…
受容するたび、内側から、深い思いが溢れてくる。


そして、
「結婚は…、私の価値を証明するための使命だ!!」


という思いが出てきたとき、
フサ乃は、自分の中にあったものを明確にとらえた。


-- え?? 私、結婚したいんじゃなくて、自分を証明するための使命だと思ってた…?
   だから、価値が高いと思える男性ほど、より高い自分の価値に繋がったということ…?


さらにタッピングを続けた。

「結婚を使命だと思ってた…」
そのとき、フサ乃は内なる悲しみに気づいた。


わけも分からず、涙が噴き出した。
泣いて、泣いて、泣いて…

そして、
自分の中から、
「もう、頑張らなくてもいいよ…」
という声が聞こえたように感じた。

それを聞いて、また泣いた。



そして、フサ乃は、やっと気づいた。

-- RFTは、結婚できる魔法のツールじゃない。

ショックと、驚きが入り混じる。


-- これがセラピーというものなのかな。

  自分で自分を無理して追い込んで、
   自分で自分に重い責任を課して、
   息苦しくて仕方ないのに、そんな自分にすら気づかないでいる自分。
   頑張るしか知らない自分。

  そんな捕われの世界から、自分を自由に解き放つ、
  自分に秘められている思いをしっかり見つめて理解する。
  それが、このRFT。
  抵抗を解く、レジスタント・フリーダム・セラピーだ…
  


フサ乃は、ちょっと可笑しくなった。
-- なんだ、結婚できる魔法じゃないじゃん。


でも、そのことは絶望よりも、嬉しさの方が大きかった。
だって、自分の心が分かったから。
使命のために、何かを得ようとしていた自分が理解できたから。


-- オトコ嫌いなのに、結婚を使命にしていたなんて、 
   まったく相反することをやろうとしていた。
   
   私は、本当は何を望んでいるんだろう?


他者に話すことはなくても、心はおしゃべりなフサ乃。


まだ、涙は少しこぼれるけど、この涙を味わっていたい。
フサ乃は、ベッドに仰向けになると、静かに目を閉じた。


-- 2回目の基礎コースは、何が待っているのか楽しみだ。



続く…




※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。


・..。.: *☆* :.。. .・..。.: *☆* :.。. .・..。.: *☆* :.。. .・..。.: *☆* :.。. .・



次回は、7/30に更新予定です。


RFT講習会の日程は、こちらもご覧ください ⇒  『RFT講習会のお知らせ』



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