2018年02月10日

【出来るシリーズ】4.「断るのが苦手」

いったい自分の自由性を奪ったのは誰だったのでしょう?

心の平安を脅かされても、
ただ受け入れるしかない人生を選んで生きて、
そんな自分にすら気づかない…


でも、もしわずかな一歩でも、自分の内に起こっている出来事に気づけたなら、
それは人生を転換させる大きな一歩となり得ます。


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
あなたの内なる扉を開くとき、いつだってお役に立てると思います。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈10日・20日・30日更新予定〉
【出来るシリーズ】1「.上司と合わない」前後編も、是非お読みくださいませ☆


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「嫌だ!!」と心が叫んだときに、

「NO」と
簡単に言える人もいるが、それが簡単に言えない人も少なくない。
しかし、それよりも、自分に「NO」という選択肢があることすら、気づいていない人も、少なくない。


抑え込んだ思い、飲み込んだ言葉は、
心に降り積もる雪のように、知らないうちに自らを深く埋もれさせていき、
「断らない私」を創り上げる。


心が「NO」と発しようとしたとき
同時に起こっている体の硬直に気づいたことはあるだろうか?
この硬直が解けたとき、状況が変わることを、ほとんどの人が知らない。


アイ子は、最近、ある悩みを抱えていた。
社内の別の部署から、合コンの誘いがあって、逃れられないように感じていたことだった。


今のところ、付き合っている人もいないし、 
合コンが嫌だというわけでもないが、気が重い…


中途採用のアイ子は、まだ社内の人間関係にも慣れていなくて、
誘ってくれた女性も、更衣室などで会って話すことはあるが、
それほど親しいわけではないので、
それだけでも気疲れしそうだった。


-- でも、合コンに参加すれば、良い出会いがあるかもしれないし…
   良い出会いはなくても、参加する社内の人たちと仲良くなれるかもしれない…

アイ子はぐるぐると考えを巡らせた。


数日後、たまたま職場のランチの際に、同じ課の女性たちと
この合コンが話題に上がった。
ランチのメンバーの中に、合コンに誘われていた人が他にもいたのだ。

「気乗りしなかったから、断っちゃった。」
彼女は、易々と言ってのけた。


アイ子はハッとした。
そのとき初めて、「断る」という選択肢があることに気づいたのだ。
「行かねばならない」「行くしかない」 と思いこんでいた。


私たちは、その思いにハマっているとき、
自分には自由な意思があることを見失ってしまっている。


-- ああ、断るっていう道もあった --


アイ子は、自分のこれまでの人生を振り返ってみた。
そういえば、
スーパーの試食を渡されたときは、つい商品を買ってしまう。
洋服や化粧品だって、店員さんに勧められるままに買うことが多い。
友達との食事会も忙しくても疲れていても誘われるままに出かけていく。


-- あれ? 私、断るって考えてない? --


小さな気づきに、アイ子は少しばかりの混乱を覚えた。

-- 私の本当の気持ちはどこにあったんだろう?
 その瞬間の自分の正直な気持ちを、私は今まで聞いたことがあっただろうか?



RFTを積み重ねて、自分の内なる思いを見つめる機会が増えてきたことが、
今までスルーしていた心の声に、耳を傾けさせてくれたのかもしれない。
アイ子は自分の気持ちを大事にしたいと思った。


-- 今回は、合コンは断ろう。
-- その時間を、自分の休息に使おう。



とはいえ、やはり断るのは勇気がいる。
そこで、アイ子は、RFTで、「断るのが怖い」というテーマに向き合うことにした。


『断ったら、とんでもないことが起きそう。口をきいてもらえなくなって、のけ者にされる。』
アイ子は紙に書き出した。


こうして文章だけ見れば、
合コンを断ったぐらいで、
口をきいてもらえなくなったり、のけ者にされるなんて、
考えすぎだと思えることが、


私たちは、その思いにハマっているときは客観性を見失い、
起こってもいないストーリーを無意識に信じていることに行き着く。



アイ子は体の硬直する感覚をとらえた。
みぞおちにガチガチな固さを感じる。


指の腹で優しく、経絡(つぼ)をタッピングしながら、
感覚に寄り添い、秘められている声を聞いていく。


記憶の隅から、小学校の頃、友達にのけ者にされたように思った出来事が思い出された。
そんな過去の自分の感情からその理由・役割を見出して紐解いていく。


アイ子の目から涙がこぼれ落ち、
まるで溶けるように、その感覚が変化していくのを感じた。


そして、もう一度テーマを振り返ってみた。



さっきまでは、合コンを断ったりしたら、相手が怖い顔をして離れて行くような気がしていたが、
今は、「ああそうなの?」と言うぐらいで終わる気がする。


実際の相手の反応は分からないが、
今のアイ子には断ることが、そんなに大げさに考えることではないように思えて来た。


-- 結局、相手がどう思うかっていう想像は、私の中の空想ってことなんだ。


翌日、会社に行って、アイ子は合コンに誘ってくれた女性に断りにいった。
相手の顔を見ながら、自然な感じに断ることが出来た。

相手もすんなり受け入れてくれた。


以前のアイ子だったら、おそらく断るとしても、
相手の顔色を窺いながら、しどろもどろだったことだろう。
それともけんか腰で相手に「NO」をぶつけていたかもしれない。


-- 言葉に感情が乗ってない…

 
罪悪感も怖れも言葉に乗ってない。
相手の反応に構えることもない。
自然に言えるとはこういうことなんだ、とアイ子は知った。


-- 自分の気持ちを大切にして生きていこう♪


アイ子は新たな一歩を踏み出せたように感じていた。




<つづく>

※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、過去の出来事や原因は人によって様々異なります。

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次回は、2/20に更新予定です。


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posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 16:15| 【出来るシリーズ】