2018年01月20日

【出来るシリーズ】2.「女性の輪に入れない」

いつの間に信じてしまったのでしょう?

自分一人で背負わなければならないなんて
誰にも助けを求めてはいけないなんて


誰にも言えず抱え込んでしまうばかりのあなたに知ってもらいたい
気を抜くことを自分に許せないあなたに知ってもらいたい
いつだってあなたに愛の手が差し伸べられていることを…


そんな思いをこめて、RFT(レジスタント・フリーダム・セラピー)で出来ることを、小説風にご紹介してまいります。
必要な時に思い出して頂けると幸せです。


創作物語であり講師以外は実在しません。
楽しみながらご一読くださいませ♪

〈10日・20日・30日更新予定〉

【出来るシリーズ】1「.上司と合わない」前後編も、是非お読みくださいませ☆

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人生は修行なんかじゃない。
今はそう思える。

でも、それを言い続けたおばあちゃんが、
自分に言い聞かせて乗り越えたであろう日々を孫として誇りに思う。

RFTを知らなかったおばあちゃんは、そうやって頑張ったんだろうなぁ。


今のアイ子は、困った時に対応出来るツールを得て、心強い気持ちだ。
だってもう諦めなくても良いのだから。

アイ子は、上司との問題をクリアして、気分良く職場に出社できるようになった。
おかげで課長との関係も良好だ。


…が、このアイ子の問題は、もちろん、それだけではなかった…。


この新しい職場では、昼食時、休憩時などは、部の女性社員が集まって、
一緒にランチやお菓子を食べながらおしゃべりするのが習わしだ。

アイ子はそれを憂鬱に感じていた。


アイ子の所属する部には、女性社員が7名いる。
秘かに「お局倶楽部」と命名した。
「お局倶楽部」のメンバーは、同年代もいれば年上世代もいて、
それぞれにみんな良い人たちだと思う。

嫌みや、イジメがあるわけでもない。
新人のアイ子を迎え入れてくれる感じもある。

なのに、
その場に居るのに、居場所がないような、
溶け込めない、仲間に入れない疎外感のような感じがあって、

彼女たちは皆すごく仲良しなのに、
アイ子だけ見えない壁に隔たれているように思える。


アイ子が「お局倶楽部」に参加するときは、
ひたすら聞く側にまわり、頷いたり相槌をうつぐらいで
自分から話題を提供することはほとんどなく、
皆と一緒にいることが精一杯だった。


振り返ってみると、アイ子は以前から女性の輪が苦手だった。
なぜだか居心地が悪くて逃げ出したくなってしまう。

-- 「皆と仲良くなりたい」という気持ちは、もちろんすごく、すごーくあるのにっ!!


-- こんなことにも、RFT️は効果があるのだろうか?


RFTを思い出して、
アイ子は、アパートに帰ると、さっそく挑戦してみることにした。


その場にいるのに居場所がないような、
1人だけ浮いているような、
この感じにとどまってみる。
みぞおちに感じる固い感じ。
この感覚はいつからあるのだろう?


静かに目を閉じてタッピングしながら、
この感覚に委ねてみる、、、


ふと、幼稚園の時に、読んでいた絵本を片付けなかったことで、
先生から叱られたときのことを思い出した。

そのとき近くにいた同じ組の女の子たちが数名集まってきて、
アイ子を取り囲んで、口々に言いたいことを言っていた。
会話の内容までは覚えていないが、
アイ子を非難していたような記憶がある。

-- あー、すっかり忘れていた…!!
  そんなことがあった、あった…。


アイ子はRFTを始めた。
とはいえ、まだ慣れないので講習会で習ったことを思い出しながら、少しずつ進めてみた。


一方的に責められる悔しさ
誰も味方がいない悲しみ
皆の前で叱られた怒り
ちゃんと絵本をしまわなかった後悔


一つずつ感情を受け入れていくうちに、
幼稚園児のアイ子の気持ちがどんどん軽くなっていく。


途中から、
先生にひどく叱られたと思っていたことが、
そんなに強く叱られたわけではなく、ちょっと注意されたぐらいだった気がしてきた。


それに周りにいた子供たちも、
実はアイ子を非難していたのではなく、
手を貸そうとしてくれていたことが分かってきた。
皆、子供なりに先生に注意された私を気遣ってくれてたんだ…
取り囲まれている感じは、アイ子を包む優しい砦のようだった。


幼稚園児のアイ子が、笑顔を取り戻した感じのところで、
アイ子は、「お局倶楽部」の中に居るときの疎外感も思い出してみた。


何だかリアルに感じられないような気がする。
職場の彼女たち皆が仲良しで、アイ子だけ壁があるように思えたのも、
今となっては、彼女たちだって食事をする場所に集まっているだけのように思える。


「お局倶楽部」なんて表現は、もうその雰囲気に合わない。
-- 「職場の親交会」ってところかな。


なるほど、
幼稚園のとき、周りを取り囲んでいた子供たちの中に
アイ子の味方になってくれる子が居ないように感じていた孤独な気持ちが
女性の輪に入ったときの疎外感のような居心地の悪さに繋がっていたのだと感じた。


-- 自分の思いに捕われていると、見えないものがあるんだ --


幼稚園なんて小さな子供の世界だと思っていたのに、ちゃんとそこには優しさや愛があった。
-- 今も見えていないだけで、優しさや愛が色んなところにあるに違いない。
アイ子は、宝物を見つけたような気持ちで、しばらく心地よい思い出に浸っていた。



<つづく>

※セラピーには個人差があります。
テーマによっては、何度もRFTを行う必要があります。
また、同じ反応でも、原因は人によって様々異なります。


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次回は、1/30に更新予定です。




 Resistant Freedom Therapyレジスタードマーク(レジスタント・フリーダム・セラピー)については、


        レジスタントフリーダム・セラピー・ジャパン
posted by レジスタントフリーダムセラピー・ジャパン at 12:19| 【出来るシリーズ】